ARTIST
PROFILE
APSU SHUSEIアプスー シュウセイ
文様作家/怪談と芸術/アートディレクター
幼い頃から日本古来の文化や風習に興味を抱き、全国の秘境や離島をたびたび訪問。
2001年には、四国八十八カ所巡りも達成する。
そうした旅の中で得たインスピレーションを基に動物や紋様を描きはじめ、2009年から本格的に活動を開始。
手書きの幾何学的で繊細な“線”を用いた画風を特徴とし、あらゆる場所、物をキャンバスとして創作に取り組んでいる。
近年では年に数十回の怪談会を企画し、バンド編成の怪談会などを行い、怪談とアートを繋ぐイベントを開催。
-
Official web site
https://www.apsushusei.com -
Twitter
https://twitter.com/apsushusei -
Instagram
https://www.instagram.com/apsushusei


“世界一怪談を聞いている猫”に
ついて
スリラーナイトには不思議な”猫”がいる。
名を”たま”という。
黒と白の毛に覆われた10歳のオス猫だ。
子猫の時に当時の店長に拾われて現在までの約10年、スリラーナイトで怪談を聞いている看板猫だ。
“世界一怪談を聞いている猫”の称号に相応しい。
そんな”たま”を題材にしたかった。
スリラーナイトを訪れるお客さんは「たまちゃんがいるから悪い霊はすぐに店内からいなくなる。
お店のためにとても頑張っている猫だ」と言うそうだ。
可愛いだけでは無く、守ってもくれている。
題材としては素晴らしい物語。
たまを文様として描くのはそう難しくなかった。
たまの特徴的な白黒の毛並みは文様で表現、愛くるしい顔のフォルムも素晴らしい。
猫の目は力がある。
たまの目には特に力がありそうだから、左右で違うデザインに、、、。
これは見てるものが違う事を表す。
大きな耳は沢山の怪談を聞く為に。
額にはをアイヌ神話から着想を得たコタンコロカムイ=村を守る神(シマフクロウ)を描いた。
凛々しく可愛い”世界一怪談を聞いている猫 たま”、、、きっと皆様の事も守ってくれるだろう。